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マットレスで心拍や無呼吸を測定

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昨年のワイヤレスジャパン2010で、「寝転ぶだけで心拍数や呼吸を計測するマットレス」という記事を当サイトでも紹介させていただきましたが、今回新たに2006年設立のアメリカのBAM Labs社(カリフォルニア州Los Gatos)が、センサーをマットレスの中に仕込むことにより、寝るだけでし拍数や無呼吸状態を測定することができシステムを開発しました。腕時計型など身体に接触させるタイプの睡眠センサーが各社から発表されていますが、今回開発された製品は、そのような身体への装着がは不要で、マットレスに寝転ぶだけで各種のデータを収集することができます。
キャンプなどのアウトドアで使われるエアマットレスのように空気で膨らむマットレスの隅に装着したモニターが、寝ている人の心臓の鼓動や呼吸などで生じるマットレス内部の空気圧の変化を計測するという仕組みです。BAM社ではこの仕組みをTLC(タッチフリー・ライフ・ケア)ソリューションと呼んでいます。モニターは集めたデータをUSBで外付けのボックスに送り、ボックスはWi-Fi装置経由でクラウドにつながっていているので、クラウド上で心拍や呼吸の分析が可能。病院などでの利用に備えて、1台のW-Fi装置で複数のベッドをモニターすることができます。解析されたデータはウェブのダッシュボードや、iOSまたはAndroidアプリケーションで確認も可能です。
アメリカと日本で先行導入される予定で、日本ではまず老人ホームで使われるとのこと。高齢者のベッドからの転落や、長時間ベッドに戻らない夜間の徘徊を検知することができ、カメラによる監視に比べれば、プライバシーの面等も配慮されています。また監視カメラでは難しい睡眠時無呼吸症候群も検出することができ、2012年には救急病院向けのシステムや、家庭向けシステムの発売に向けて準備を進めているとのこと。日本ではヘルスケアーテック社が代理店となって当製品を扱います。
今後より高齢化社会が進む日本において、就寝時のデータや、ベッドの上で多くの時間を過ごす人にとっては、まさにうってつけの製品かもしれません。IT技術の進歩により、様々なライフログが日々蓄積され共有されることにより、今以上に便利な世の中がやってくるのかもしれません。様々な技術の進化は、マットレス等の睡眠環境においても今後目覚ましい発展が期待されます。

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